( ̄⌒ ̄ ;) 「じゃあ、どうして叶えてくれないんです?
僕の願いを知っているのに叶えてくれないんじゃ、それはやっぱりショボい神様ですよ」
『それは大きな勘違いだな。
神様はいつだってお前の元を訪ねてきてくれている。
「神が願いを叶えてくれない」のではない。
「おまえが受け取ってくれない」だけだ』
(;゚ Д゚)「ええ?」
『発注を受けた神様は、迅速に発送に向かう。業者に頼むのではない。
神様自らが、飛脚便の縞々のユニフォームに着替えおまえの元へと向かう。
「黒斎さーん、お届け物でーす!」
そうやって神様はおまえの元へとやってくるが、残念なことに、いつだって留守なんだ』
( ̄д ̄ ;)「留守、ですか?」
『荷物の発送先に記載されてる
おまえの住所は「いまここ」だ。
が、それを受け取るはずのおまえの意識はいつもそこから離れ「いまではない、いつか」「ここではない、どこか」へお出かけ中。
それじゃ荷物は渡せない。神様がおいていけるのは不在通知だけだよ。
「ご連絡いただければ、再配達いたします」と。
だから、同じ願いばかり何度も何度も唱えないでくれ。発注はもう届いているから、それをちゃんと受け取っておくれ。
考えてもみなさい。毎日毎日アマゾンに大量の発注がやってくる。それをそのたびに配送する。
それなのに、受け取ってもらえないのだから。
これじゃあ悪質ないたずらと変わらない。
まずは、ちゃんと受け取れるよう、家(いまここ)にいておくれ。
そうすれば必ず、神の訪れ「ピンポーン」というチャイムを聞くことができる。
それでも、受け取ってくれない人間も多いからな、おまえの場合はどうだろうか』
( ̄д ̄ ;)「家にいても受け取らない? どうしてです?」
『ありのままの自分を受け入れることができていなければ、
「僕のところに神様からプレゼントが届くはずがない」といった姿勢が生まれる。
そんなこんなでドアスコープをのぞき込みながら、じっと息を潜めての居留守状態。
ドアを開けずにじっと様子をうかがうんだ。
日常的な防犯対策と同じだと思えばいい。
外部の攻撃から自分を守るため(恐れによる防衛反応)
そして、心の内側をのぞき見られないよう(劣等感や罪悪感など)
その要因を元に、チャイムが鳴っても、玄関(ハート)を開けられずにいるんだ』
( ̄д ̄ ;)「なんて勿体ない……。でも、僕もそうだな。何かがうまくいきそうになると、理由もなく怖くなるんだ」
『自我は変化を嫌うからね。
「人生を変えたい」と言いつつも、実際の生活に、変化を取り入れようとしない人が多いのはそのためだ。
「何かが変わることによって、どんなリスクが生じるかわからない。
今より悪くなる位なら
現状維持が望ましい。現状は悲惨でも、この悲惨さにはもう慣れているし……」と、
自我はこう考えてしまうから』
( ̄д ̄ ;)「ええ、そのとおりですね。僕もずっとそんな感じでした」