佐野洋子さんの言葉は、心に染みる。
佐野さんの文章に、イラストをつけたこの本はぜひお薦めしたい‼️
若い頃からの友人がケガをして入院。お見舞いへ行ったヨーコさんの言葉がコチラ。
私はその友人をあまり大切に思ってなかった。
派手好きでかっこつけ、見栄っぱりで嘘つきな馬鹿な奴。
時々は付き合ってるのは、時間の無断だとさえ思ってた。
友人は鼻を折り、私を見ると目と口で笑って「イテテ」と言った。
私は涙が溢れてきた。アンタ、死ぬんじゃないよ。絶対に死なないで。
この人は私の馬鹿なところ、駄目なところ、嫌なところを引き受けてくれていた。
この人がいなかったら、私の嫌なところ、駄目なところは行き場を失って、私の中に溢れかえって、生きてはいけなかったのだ。
あぁ…、なんか解る。若い頃には理解できなかったことが、今やっとヨーコさんの言葉を通して解るようになれた。