朝井まかて著『すかたん』
江戸育ちの“知里”が、慣れない大阪の地で奮闘する物語。
知里は大阪の商家で働く内に、どんどん大阪に染まっていく。
青物を売る商家。そこの若旦那“清太郎”
『すかたん』と言って嫌ってた清太郎に惹かれる知里。キュンとする言葉がこちら。
百姓たちが日にやけた顔で互いにからかい合い、清太郎も眉を八の字に下げている。知里は一緒に声を上げて笑いながら、この一時に胸の中で手を合わせていた。
共に同じ望みを掲げ、共に苦労する仲間がいれば、もうそれだけで人生は幸福だ。でもこうして寄り添ってるはずの気持ちも、ちょっとしたはずみですれ違い、はぐれてしまう。だからこそこの一瞬を、私はいつまでも忘れないだろう。
もぉ~涙が頬をつつぅーと流れる(T-T)💓
幸せってこういう事だね‼️