去年、映画にもなった『まく子』
私は作家の、西加奈子さんが大好き💓
彼女の作品を読むと…
『全てをわかってる人だなぁ』と感じます。
この作品は『死などない宇宙からきた宇宙人』が、死とは何かを学ぶために地球へきて戻る話。
一番印象的な部分をご紹介。
私、目があって良かった。
鼻が、口があって良かった。
私たちの星では、そんなものは必要なかった。
永遠にあり続けることが決まってると
今、その瞬間、何かを見る必要がなかった。
何かを感じなくても良かったの。
私たちは食べなくていいから口がないの。
においを嗅がなくていいから鼻もないの。
目だけがあった。
でも、大きな目はただついてるだけで、それで何かを見る必要がなかった。
何も変わることがないから。
この小説を読むと、変わることの美しさを感じさせてくれます(*´ー`*)💓