作家の小川洋子さん。
祖父が金光教のため、幼少から影響を受けているのを小説で感じる。
五木寛之さんは、敗戦後の植民地での体験や弟さんの死から仏教を学び、沢山の仏教の本を出版。
『死を語り、生を思う』はお二人の対談があった。
小川さん
赤ん坊のうぶ声が表現するのは死の宿命。 私、子供を産みましたときにうぶ声というものは、まさに生まれたばかりの生命を喜び、そのエネルギーを讃えた喜びの泣き声で、それを聞いて親の私たちも喜びに打ち震えるのだと想像していたけれど、実は子供のうぶ声は非常に悲しみに満ちているんですよ。
五木さん そう感じました?
小川さん
子供が生まれて泣くのは、これから自分に与えられる苦しみを悲しんで泣くのだと言われますが、私もそう感じました。
生まれることは喜びばかりではない。
死にまつわる、切なさのようなものを赤ん坊のうぶ声は表現しているな、と思いました。
ふーん(´_ゝ`)
やはり【人生】を生まれた時から、私たちは解った存在なんだね。