『もぅいかなくちゃ』
そう言って、この世を終えたい。
詩人の伊藤比呂美さん。ご両親やご主人、愛犬を見送るたびに“死”と向き合い、どう“死”と付き合うか?
結果、仏教を学び詩人としての言葉に仏教を訳している。
伊藤比呂美さんの体験と、詩人としての感性はすごい(´▽`)ノ
『もぅいかなくちゃ』
そう言って、この世を去ったソクラテスとお釈迦様。
ソクラテスは哲学者、当時の思想が神々を冒涜していると死刑に(毒殺)
弟子や友人は逃げるよう手配するが、それを拒み毒を飲み亡くなる。
お釈迦様ももてなしの料理が、肉が傷んでいたか毒キノコが使われていたか、どちらにしても“もてなし”の料理を受け入れた。
その時、弟子には料理を辞退させ、自らは毒と分かった料理を食して亡くなる。
亡くなる前に横臥し、弟子へ残した言葉が語りつがれている。
『もぅいかなくちゃ』
伊藤比呂美さんは、このように逝きたいと。そして私も『もぅいかなくちゃ』と去る身でありたい。