『記憶』が愛しい💓
記憶が愛しい、なんてね(^ー^*)
まさに記憶が愛しくなる物語。
事故により記憶は80分しか持たない数学博士。
そこへ家政婦として通う『私』と私の息子、そして博士の物語。
博士と息子、博士と私の関係は3人で形成される愛しい時間。
しかし、博士の記憶はどんどん短くなっていく。忘れられる寂しさと辛さ。
博士は記憶が戻らなくなり施設へ。
私と息子は毎年、施設へ博士に会いに行く。
過去の記憶はなくなっても、今日「初めまして」から始まる。
切なさと同時に、記憶の愛しさを思い出させてくれる一冊。
どんな辛いことも苦しい、悲しい、虚しい想いも、全ては過ぎ去り、いつしか愛しい思い出へと移ろっていく。
そんなことを教えてくれた(´ー`)