詩人の伊藤比呂美さん。
なかなか破天荒な人生を生きている比呂美さん。
その生き方は、まるで『詩』のようだ。
友人や母、恩師の死を体験し、お経に興味をもち調べだした経緯と読み解きされたのがこの本。
とても分かりやすい解説で、お経は凄いと痛感させられる。
この本でいくつも素敵なお経はあるが、シンプルに心に響いたのはコチラ、法句経の一文。
「われらはこの世において、死ぬはずのもの」であると覚悟をしよう。
このことわりを他の人々は知っていない。しかし、人々がこのことわりを知れば、争いはしずまる。
『いつか死ぬ。それまで生きる』
ただ、それだけでしかないもの(●´ω`●)
そしてもう一つは、無常偈(むじょうげ)
常なるものは何もありません
生きて滅びるさだめであります
生きぬいて、滅びて
生きるも滅ぶもないところに、私はおちつきます