思い煩う(わずらう)ことが【病気】になる。そんな単純なお話。
コリンは10才の男の子。赤ちゃんの時に母親を亡くし、父親はその悲しみでコリンを人任せ。
乳母や看護婦、医者、その他の欲しい物を彼に買い与えるが愛情を注がない。
体も弱く閉じこもり、ヒステリーを起こし『自分は死ぬんだ』と泣き暮らすコリン。
そこに、従兄弟のメアリが一緒に住むことでコリンはメキメキ回復していく、という物語。
コリンを気づかう大人は、常に【病気】だから無理しないように。窓を開け、冷たい風に当たらないようにと、コリンへ腫れ物にさわる扱い。
メアリは『あんたは病気じゃない』と外に連れ出す。コリンはやっと大人たちの【病気】という洗脳から抜け出し元気になる。
医者から『君は病気だから、外出も無理してはいけない。忘れないように』と。
コリンはそれに対し『僕は病気だということを忘れたいんだ』
そう、思い煩うことで“気”が病んでくる。これが病気、とてもシンプル。
斎藤一人さんは『俺は病になっても、病気にはならないよ』
心はいつも元気でいる、という覚悟なんですね(●´ω`●)