宅老所よりあいの所長、村瀬さんの言葉は深い。深くてどこか温かさを感じる。
『ぼけと利他』に、体について書かれてました。
生まれたての赤ちゃんは自分の体を所有していません。老人も自分の体を所有しきれず死んでゆきます。躍動する赤ちゃんの足。モグモグと動きつづける老人の口。
それらはコントロールから外れて動く『わたし』の一部です。私たちは成長の過程で、体を「制御可能な自分のもの」と勘違いしてしまうのかもしれない。
そう、『自分の体』などという所有するものは最初からなかった。『自分のもの』と錯覚するから、不具合が生じてくるのですね(;・д・)